もともと五線譜が苦手な方の人の方が数字譜になじみやすく、
ピアノやバイオリンなどの経験が長く、五線譜の譜面 に慣れている人や
絶対音感がある人は結構苦労します。
かくいう私も「五線譜」環境に長年身を置き、なんちゃって絶対音感があるため、
数字譜は今でも(一部の調は)苦手だったりします。
例えばD調の場合
1の音はD(おたまじゃくしのレ)。
G調の場合、1の音はG(ソ)。
F調の場合、1の音はF(ファ)。
主音をドと読む移動ドは、長年固定ドに慣れきった私にとっては
読んでいる音(階名)と鳴っている音(音名)が違うため、
理解しようと思っても、頭のなかでぐちゃぐちゃになったりしました。
これってもしかして外国語を話したり、訳したりする感覚にも似ているのでしょうか。。。
G調の初見なんかも音がとれなくて辛かった。
最初の数年は結構辛かったですね。。
五線譜が圧倒的に得意な方に 自分なりのアドバイスをするとしたら
1234567を番号ではなく、なるべく ドレミファソラシ と読むようにすること。
どうしても読めない場合でも、 「歌詞だと思って(それでもいいから)」
調の階名で読んだ方が良いと思います。
D調からG調、F調、B♭調、A調への移行時はちょっとつらいですね。
ただ
二胡の伝統的な古典曲は数字譜の譜面が多いですし、
数字譜だから理解できること。
数字譜だからこそ、譜面に書いてないことを学べる。
数字譜ならではのメリットがあります。
五線譜を見て演奏できる人が、もともと五線譜で書かれた曲をわざわざ
数字譜に書き換える必要はないと思いますが、
数字譜で書かれた曲は、数字譜のまま演奏してみるのが良いと思います。
(伴奏者やバンドなどの共演者がいる場合、五線譜やコード譜にする必要がありますが)
「すきまからもらえる ヒント」が数字譜の大きなメリットです。
同時に
移動度を学ぶことは、音楽を学ぶ上では後々絶対プラスになります。
一緒に頑張りましょう。