その虎口 合っていますか

「二胡を構えるたびにピッチ(音程)が合わない」

「なんとなく、今日はピッチが合いにくい」


そんなことがありませんか。


ピッチが合わないのは指の当て方もありますが、

案外盲点になりがちなのは「虎口」の場所です。


千金の位置の決め方はそれぞれかもしれませんが、

一般的には身長(手の長さ)に合わせて決めるのが無理のない

姿勢を保つコツだと思います。


二胡の胴体に肘をつけて竿に向かって沿わせてまっすぐ伸ばした時、

小指の付け根かそれより少し上にすると、小指も届きやすい。

速い曲も無理なく指を動かしやすいです。

(前のブログを参照ください)


千金の1センチくらい下(千金をかなり高くしている場合はもう少し下になる)に

虎口を置く。といっても1センチってどのくらいなの?

と思う方もいらっしゃるのでは?


何気にこの場所が大事だったりするので、

イメージとしてご参考になればと思い、画像を添付します。




構えた状態



親指は基本リラックス。


親指の位置をずらしてみると、こんな感じになっています。

※自撮りのため、左手首がまっすぐになってしまっています。

画像はあくまで「虎口の位置」の参考にしてください。


(手首は千金よりやや低い位置で自然に少し起こしておくと、

リラックスしやすいです。)


あくまで親指の付け根の位置を見る参考にしてください。(親指は画像で虎口から

楽器を構える場所が見やすいよう、この画像では あえて下げています)

人差し指の側面が千金に触れるように、やや斜め上に「敬礼」するような感じ

(でも指は閉じずにリラックス)で構えるのがおすすめ。



後ろから見るとこんな感じ。


千金の底辺から虎口までの部分の二胡の竿を見ると、「逆三角形」が作れています。



一指を置くとこんな感じ。


ここがずれるだけで、ピッチが代わります。


当たり前のようですが、実は盲点になりやすい部分でもあります。


毎回無意識に楽器を構えた時に、同じ場所に虎口を置いて練習することで、

ピッチが安定しますのでお試しください。


リファインド 二胡 Shina (寺嶋級江)

リファインドな二胡プレーヤー Shina & 二胡インストラクター 寺嶋級江

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