二胡という楽器

千年以上の長い歴史を持つ中国の楽器。

ボディは木でできていて、ニシキヘビの皮が

貼られています。

弦は二本(スチール)。

竿は竹、毛は馬の尻尾の弓。

弓は弦と弦の間に入っており、

弓の毛の両面で弦を弾き分けます。

哀愁ある音色は「人の声に一番近い」と言われ、聴く人の心に直接響きます。

一見、独学でもできそうに見えますが、

シンプルがゆえに正しいフォームを習得

することが上達につながります。


リファインドについて


二胡という楽器を演奏していることに何ら変わりはありません。


楽器のクラシックなスキルを学びながら、古典から現代へ。


数年前から

「伝統〜リファインド」

というタイトルでライブを行っています。


私の場合、古典や既にあるカバーを奏でる以外に、オリジナル曲も作成し、演奏しています。


私の二胡の音は一般的に二胡という言葉でイメージされる二胡とは少し違う。


私が長年敬愛する師匠

ウェイウェイ・ウー先生も、独自のスタイリッシュな二胡の世界を築いたパイオニアです。


師匠の音はアルバムをエンドレスで何回聴いても、「もっと聞いていたい」と思う唯一無二の音色。


そんな音色をめざしてきて、現在の私があります。


リファインドには

おしゃれなとか洗練されたという意味があります。


二胡を始めた時から思っていたジャンルに囚われず、現代ならではの「自由な」「洗練された音楽」を二胡で表現できる世界。


2年前に憧れのミュージシャンの方に共演頂ける機会があり、第一回目のライブが決まった時


「伝統〜リファインド」


というキャッチがまっすぐ頭に降りてきました。


そうだ



リファインドだ。



二胡を演奏する世界の人々が、二胡を学んだ上で、独自の世界で

今まで以上に自由に

この楽器を奏でられるようになれたらという思いから。